大阪 離婚 弁護士|離婚相談のケーススタディ

大阪 離婚 弁護士|離婚相談のケーススタディ

離婚をどのように相手に切り出せばよいでしょうか

「離婚は結婚の10倍エネルギーが必要」このように言われるのを聞いたことがある方も多いと思います。

確かに、結婚は恋愛のエネルギーであったり、あるいは妊娠などの「勢い」で突き進むことも多いと思います。

ところが離婚となると、そもそもこれまで構築してきた「家庭」「家族」を分解することになることだけでも、精神的にも大変なこと。

それに加えて、子供のこと・経済的なことなど、離婚から派生して発生する問題が、それぞれ人生を左右する重大な事柄です。

また、離婚を伝えたことにより、相手が親族等を味方につけて対抗してきたり、さらには激高して暴力など。身辺に被害が及ぶことを、怖れる方もおられるかも知れません。

離婚は、最初の段階から難しい

離婚に絡む問題は、調停や裁判になった場合だけでなく、最初から難しい問題をはらんでおりエネルギーも費やします。また離婚についてのいざこざには、夫婦だけでなく、子供・親といった周りの人たちも巻き込まれます。

このように離婚の交渉は、最初から1人でやるには難しい問題を含んでいます。また、精神的にも大きな負担になります。

「相手の不貞や借金が発覚した」「暴力にもう耐えられない」といったケースでは、感情に任せて突き進んでしまいたい気持ちも理解できますが、それでよりよい結論に至るかと言われると、おおいに疑問が残ります。

早期に専門家のアドバイスを得てみてはいかがでしょう

上記のとおり、離婚はスタート段階から、1人で進めるには精神的にも負担が大きく、そうかといって身近な親や親戚を巻き込めば、その人たちの生活や精神面を乱し、場合によっては、その人たちとの関係までおかしくなることにもなりかねません。
また、親権・養育費・面会交流等の子供の問題・婚姻費用(生活費)、慰謝料、財産分与・年金分割等のお金の問題などの専門的知識を必要とする数多くの問題点が複雑に入り組んでいることが多いもの。

早期に弁護士など専門家のアドバイスを得ることは、よりよい結論を得るためには、むしろ不可欠と言っても過言ではありません。

「調停になったら」「裁判になったら」と考えずに、ぜひ、早い段階から、気軽に弁護士の門を叩いてください。

「相手から離婚を切り出された」

立場にかかわらずご相談下さい。自分から離婚を求める場合だけでなく、相手から離婚を切り出されるケースもあるでしょう。

この場合、自分にも落ち度があるなど、離婚を言われることに一応納得できる場合もあるとは思いますが、相手の身勝手な主張である、思い当たるふしがない、など離婚の要求に全く納得できない、というケースも少なくありません。

酷い場合は、相手方配偶者の方が暴力を散々ふるったり、不貞しておいて、身勝手にも向こうから離婚を主張してくるケースも散見されます。

納得できない場合は、軽々しく応じるべきではありません

協議離婚・調停離婚が成立するためには、離婚についての双方の合意が必要です。
裁判離婚は、一方が拒んでも裁判所の判断で認められることもありますが、民法の定める離婚理由があるか否かが裁判所によって慎重に審理されます。

つまり、一方の意向を無視して、裁判もせずに離婚することできません。
離婚を求められたからといって、早期にあきらめる必要は全くなく、拒否して争ってもよいし、応じるにしても条件面を考慮して慎重に結論を出せばよいのです。

相手から離婚を言われた場合にも、専門家は必要

そうは言っても、離婚を求める相手に対して、1人で冷静に対応するのは容易ではありません。
大声や暴力といった圧力を加えてきたり、相手の親族等を巻き込んで、数の勢いで攻めてくることもあるでしょう。

また、離婚を拒否するにも、ただ「嫌だ」というだけでは相手が納得しません。多くの場合、「裁判になっても法律上離婚が認められることはない」と言うような、専門的知識に裏付けされた交渉をすることで、相手を抑え込みやすくなるのです。

つまり、自分から離婚を求める場合だけでなく、相手から離婚を求められた場合であっても、早期に弁護士をはじめとする専門家を入れることには、大きなメリットがあります。精神的、肉体的負担の大きい相手との交渉を任せられますし、法的な知識・アドバイスを求めることもできるのです。

相手が予告なく突然出ていくパターン

それまで特に離婚の交渉などをしていないにもかわらず、ある日仕事から帰宅すると、相手は子供を連れて出て行った。酷い場合は、家財道具も持ち出されていたというパターンもあります。

このような場合の多くは、離婚ないし別居を示唆する置き手紙があったり、配偶者の代理人弁護士から近いタイミングで連絡が来たりします。

つまり、あなたにとっては突然であっても、相手はXデーを定めて、事前に周到な準備をしていたと考えられます。

相手側に弁護士がついていればもちろんのこと、仮に現時点では付いていなくとも、相手が十分な準備をしているのに、こちらが動揺してあわてているようでは、どんどん追い詰められ、不利な状況になりかねません。

このようなパターンでも、一刻も早く弁護士など専門家の助力を求めることが、よりよい解決につながります。

相手に負けない十分な準備が肝要

確たる根拠はなくとも、相手が離婚を考えるようになると、その行動、言動、態度等に、何らかの兆候はあらわれるのが普通です。

もしそのような兆候を感じ取った場合は、こちらも、それに備えて十分な準備をしておくことが、よりよい結論につながります。

離婚で問題になる「財産隠し」対策

よくあるのが、将来の財産分与を有利に導くため、相手方が財産隠しをするパターンです。財産隠しを防ぐため、相手の財産(預金がある金融機関や証券会社、保険会社等)に関する情報を事前に把握、保全しておくことが、自分を守ることにつながります。

離婚で問題なる「子供の連れ去り」対策

また現行法では、残念ながら子供を現実に連れている方が親権争いで有利になりがちです。相手方による子供の連れ去りを防ぐために、幼稚園・保育園・学校等との連携が必要な場合もあります。

専門家への早めの相談を!

離婚に関しては、相手に負けないよう事前の準備が必要です。事前の十分な準備のためには、親権、財産分与等についての法的知識が不可欠になります。

ネット上の情報をすべて鵜吞みにするは危険…

昨今はネット上での情報も少なくありませんが、事案による個別の事情により結論が大きく変わる問題もある上、ネット上の情報には、不正確なものも散見されます。

確実に自分を守るためには、早期に専門家弁護士に実際に相談することが、よい結果を得るための早道と言えます。

交渉から弁護士に依頼するメリット

調停や裁判になる前の交渉段階から弁護士に依頼することは、早期に専門的知識を得てこちらも「武装」すること以外にも、相手方やそのうるさい親族と直接交渉することを回避できるメリットがあります。

特に相手方に既に弁護士が付いている、あるいは背後でアドバイスを受けていることが予想される場合は、専門知識に格差が生じます。

それ以外(詳しくは後述します)にも、相手方やその取り巻きが威圧的・暴力的である場合等も、当事者同士では冷静・穏当な話し合いの実現が期待できません。このような場合は、結果的に、周囲を巻き込んだり・予想外に不利な結論を押し付けられてしまうリスクもあります。

交渉段階でも相談、依頼は可能です

繰り返しになりますが、調停や裁判になる前の交渉段階から弁護士に相談・依頼を受けることは可能ですし、むしろそれをお勧めします。

その理由は・・・
一つには既に述べた専門的知識を補い、自身による直接交渉を回避できること。
もう一つ重要なことは、将来の調停や審判への備えです。

これは特に相手に弁護士が付いた場合に言えることですが、紛争状態になると、メールやLINEを証拠として保全されたり、会話や電話が録音され、後にこちらに不利な証拠として使用されるリスクが出てきます。

つまり交渉段階とはいえ、将来に備えて会話の「一言一句」にまで注意する必要が生じてくるのですが、そのようなリスクに備える適切な対応は、弁護士など専門家の助力なくしては極めて難しいと言えます。

相手に弁護士がいる場合

相手の弁護士から、文書や電話で連絡か来る。あるいは正面切って弁護士が出てくる以前でも、相手に仕事上の顧問弁護士がいる場合など、弁護士のアドバイスを得ていることが想定される場合には、こちらも弁護士の助力を受けなければ、対等な交渉が望めない可能性があります。

いうまでもなく弁護士は国家試験を通過した法律の専門家であり、離婚事件を担当する弁護士は、当該分野に関する知識経験を有しています。

つまり当事者にとっては、離婚紛争を戦う上での「武器」となり得る存在であり、一方だけが武器を持つ状況になると、その有利不利は明らかと言えます。

武器を持って対等の戦いを

相手が武器を手に入れたなら、こちらも手に入れることが、離婚紛争を自己に有利に進める上で必要になってくることはおわかりかと思います。

既に述べた通り、弁護士の知識経験を味方につけて、交渉、調停、裁判を戦うことができる上、直接の交渉や裁判への出頭も任せることができます(調停は原則としてご本人の出頭が求められますが、もちろん弁護士も同行することになります)。

また随時自分の弁護士に質問・相談ができるようになり、依頼前に比べて「不安が減った」などとおっしゃられ、精神的にも安定されるお客様もおられます。

早めに武器を手に入れましょう!

既に述べたところから、早期に弁護士を依頼することの有効性はご理解いただけたかと思います。

・面倒かつ、精神的負担の大きい交渉事を任せられ、自分が相手やその親族、代理人等と対応しなくてもよくなる。
・随時、不安な点を相談し、専門的知識に基づいたアドバイスを得られる。
・将来調停や裁判になったときに備えた(そのときに有利になるように)対応をしてもらえる。
・専門的知識、経験に基づいて進めてもらえる。
・自分で対応するエネルギー、時間を省いてもらえ、本来の自分の仕事等に集中することができる。

など、多くのメリットがあります。

葛井法律事務は、お客様の立場や状況」を問わず対応します

中には性別や分野に特化した法律事務所もありますが、当事務所ではそのような縛りはありません。

特化する良さもありますが、一方当事務所では幅広い事件処理の経験の蓄積があり、多種多様な事案に対応可能です。

なおご多忙な方には、予約により、本来の営業時間外である夜間や土日祝の、ご相談や打ち合わせにも対応します。

費用面に不安がある方についても、法テラスの利用も可能です
※(申込み手続のお手伝いもできますので、前もってご自身で準備される必要はありません)。

1人で悩まず、まずはお気軽に「相談」の申込みから始めてみてはいかがでしょうか。もちろん相談のみも可能であり、最終的に依頼に至らなくても問題はありません。

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